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ART FOR THOUGHT オーロラウィーク2013

2013年04月28日 15:25

オーロラを見ていると音が聴こえるでしょうか?答えは無音です。逆に、全く何も聞こえてこないのに空がとてつもない光を発していて、何か本能的に、安全な部屋に戻って大人しくしていたいと思ってしまうような怖い感じがすることもあります。ただ、聴こえない超低周波音が地上に届くことがあるらしいです。また、音が聴こえる人が稀にいますが、科学的検証ができていない状況のようです。

 

さて、本来は無音のオーロラですが、音楽を合わせて上映すると、音楽によってオーロラの見え方が大きく変化します。オーロラが見えていることで音楽の聴こえ方が変わることもありますし、生演奏の場合にはオーロラを見ることで演奏者の気持ちが変わって音源も変化します。そもそも人によって違うオーロラの感じ方と、その意味をテーマに日替わりでライブしたら面白そうですね、ということで今年もART FOR THOUGHT オーロラウィークが始まりました。もともとは「オーロラは見上げるもの」というテーマで夜の時間に限定でギャラリーの天井をオーロラ空間にする週を設定したオーロラウィーク2012を受けての第2弾です。演奏だけでなく、歌声もあります。さらに詩の朗読も入れば、音と声とメッセージの階層的な実験ができそうです。場所は銀座のART FOR THOUGHT(artforthought.jp)、日時は5月13日の週、19時半ごろからの数時間です。

 

いつもは、カフェで休憩する感じで、とても気軽にアートに触れることができる静かなギャラリーなのですが、この週は高間さんがアフリカで撮影されてきた写真展の開催期間になっていまして、なんと地上はアフリカ、見上げればオーロラ、そこに様々な音楽の生演奏ということで、特に賑やかで面白いことになっていると思いますので、ぜひお立ち寄りください。イケメンのバーテンが期間限定のオーロラカクテルを用意しているそうです。また、席が限られていますので、ゆっくりテーブルで食事される方は早めに電話予約などで席を確保してからお越しください。出演アーティストとスケジュールは今のところ以下のような感じで調整中です。私の役割は、これまでに撮りだめたオーロラ映像を使ったオーロラ上映です。アーティストたちの好きな映像を流すようにします。最終夜では、放送作家の谷崎さんがDJ、そして私はVJとして、まとめトーク対決するかもしれません。

 

スケジュールと出演アーティスト一覧(ver 1.1 updated 5/14 19:00)

・第一夜:4月23日(月) 梅村仁ユニット(Gt:梅村仁 Gt:内田充 Vo:Fuzuki) ライブチャージ1500円+ワンオーダ 19:30スタート

・第二夜:5月13日(月) 梅村仁ユニット(Gt:梅村仁 Gt:内田充 Vo:Fuzuki) ライブチャージ1800円+ワンオーダ 19:30スタート

・第三夜:5月16日(木) at!(Pf:三上敦子 Sax:内藤知己) ライブチャージ1500円+ワンオーダ

・最終夜:5月18日(土) 極北チルアウト/トーク&ライブ P.R.E.M feat SONOKO (谷崎テトラ 岩崎園子) ライブチャージ1500円+ワンオーダ

 

上の写真は、第二夜に参加の花田さん撮影。取り外し可能な天井スクリーンは建築の学生さんたちの作品です。投影はアマテラス・メディア・プレイヤー2で音楽に合わせて映像を投入し、リアルタイムで座標変換しています。

期間限定オーロラカクテル「マイナス40度」と山岸キャスター。

アラスカ会議とオーロラ観測回収作業

2013年04月01日 04:45

イタリアのミラノにいます。エイプリルフール的な言葉は何も思い浮かびませんが、昨晩は本当にヒョウが降ってきました。フランスのオーロラ会議に向かう途中です。先週は、アラスカ大学主催のオーロラ会議に参加し、一石二鳥で3Dオーロラ観測のデータ回収と撤収作業をしてきました。明日から一段とマニアックなオーロラ会議に突入する前に、先週の様子の詳細を日記形式で自分用メモを兼ねて書き残します。

 

昼はオーロラと放射線帯の会議、夜は山へ行ってオーロラ撮影実験、という流れが基本で、とにかく仮眠続きでした。収穫はいろいろありましたが、ばく然と感じたメモしておきたいこととして、人工衛星から地球規模で捉えるオーロラの大規模な変化が比較的単純なのに対し、地上から見るオーロラやメソスケールのプラズマ現象は多彩で複雑なので、そのギャップを埋めることが脈動オーロラ、オーロラ爆発、放射線帯、磁気嵐を統一的に理解するコツになることを、オーロラを見ながら実感したことは、大きな収穫のひとつです。双極子磁場で発動するオーロラと捕捉粒子の粒子加速の関係は、地球の過去、現在、未来でどう変化するのか、突破口も見えてきそうです。まあ、そういう感じで明日からフランスの会議に臨もうかと。

 

1日目、3月24日(日)、フェアバンクス空港に夕方到着。レンタカーはトヨタのセレナAWD。夕食は気合で車を走らせてシルバーガルチへ。夜9時まで明るい。時差ボケで朝2時に起きてしまい、朝6時半の朝食を済ませて仮眠。

 

2日目、3月25日(月)曇り&雪。午前10時半から会議。会場はダウンタウンのウェストマークホテルの一室。参加者は100人弱だと思う。受付で配ってくれたギフトバックがフルーツだらけ。Rの示したdipolarization frontのTHEMISデータが思っていたより不連続的で、太陽風のstream interfaceと似ていて印象的だった。午後3時頃、氷の彫刻祭りを見に行くというオフィシャルな遠足をスキップして、サブウェイで食料をゲットしてからオーロラロッジのロボ撤収とデータ回収作業へ。ここ数日で積った雪の中からロボを掘り起こすのに必死で、三好さんと2人でヒーヒー息切れしながらセレナにロボを詰め込んだ。ロッジでコーヒーをもらって休ませてもらいながらオーナーのKさんと話していたところにNさん達が登場。同僚の方とポーカーへ入り、二つ目のカメラ撤収とデータ回収作業を早々に済ませて、植生調査のタワーを見学。ダウンタウンの大きめタイ料理屋でディナー。早めにホテルに戻って、撤収したデータのコピー作成開始など。時差ボケ治らず朝2時に起きてしまい、自分の発表資料を微調整する作業など済ませて、朝6時半の朝食を済ませて仮眠。

 

3日目、3月26日(火)曇りのち晴れ、午前11時からサブストームオンセットに関する話がいくつか。経度方向に細い低エントロピー・フラックスロープの侵入とPBIの関係性がわからない。単にgrowth phaseだという人もいる。様々な外部擾乱に対して、内部擾乱が地球近傍の電流シートを不安定にさせる効果を見積りたい。オンセットのAlfvenicオーロラの話が一瞬出た。電離圏ではオンセットで低密度領域が出現することが明瞭になってきた。ハラング不連続のself-consistentなMI結合シミュレーションから、新しく発見されてきたこれらの観測結果を無理なく説明することが当面の目標のように思う。ランチは、NASAの研究者たちと、ホテルから歩いて行ける小さめタイ料理屋へ。午後はオーロラ高速撮像について、自分とアラスカ大スタッフDが連続で最新映像など紹介。コーラスの非線形な変化を見てると思うとのコメントほか、新たな衛星地上観測のやり方などについて議論した。高速撮像ライバルのM&Rから高品質のデータを幾つか見せてもらった。Gabrielse2012, Birn2012SSRには、サブストームのinjectionが放射線帯のソースだろうと書かれているらしいので読むこと。会議の最後の最後、ホテルスタッフのミスか、ホタルの光的な音楽が流れ始め、Kさんかまわず最後のスライドを説明しているうちに音楽だけがどんどん盛り上がり、むやみに感動的な印象になってこの日の会議が終了。午後7時ごろ、チャタニカへ先回りで移動して会議の公式パーティーに参加。そのままポーカーへ。新カメラのテストのため、夜中1時にはオーロラロッジへ移動して新しい立体撮影の実験。太陽風的には何度もオーロラ爆発すると思っていたが、どうもSMCだったようで派手な爆発には至らず、それはそれで貴重な体験になった。春なのにマイナス30度くらいで寒かった。満月だった。朝6時半の朝食を済ませて仮眠。

 

4日目、3月27日(水)晴れ、午前11時からARTHEMISの話で、新しいデータが取れ始めているdistant tailの話題が新鮮に感じた。Byzの回転によって尾が千切れてサブストームをトリガーするか、との問いには否定的な答え。昼のRxが複雑で、そう単純にはならない。BorovskyがVz擾乱で尾が千切れる論文を書いていたことを思い出した。Gさんが尾のRシミュレーションを分析していて、激しい地磁気変動と関連しているのはpersistent multiple Rxであり、large scale plasmoid(flux rope)は細いlocalized Rxである、ここは太陽と随分違う点かもしれない(Yに狭い特長を持ちflux ropeが次第に傾いていく)。distant Rxからのflowの衝突がトリガーになっていたりしないかとの問いには、はっきりしない答え。新しいキューブサットで、たった$800KでSEPとRBの粒子観測に成功したというLASPの試みは、話し方も情熱的で刺激的。ランチはアラスカ大学近くのタイ料理屋パッタイへ。後半は、昔懐かしのforeshock関連の話が続いていたが、イベントが大量に増えたようだ。Omidi2012、Hartinger2012という論文では、なんでもforeshockから内部磁気圏への粒子侵入?を論じているらしい。Lのグローバルハイブリットシミュレーションは夜側に応用することで脈動オーロラやサブストームの謎を解くことに大きな貢献がありそうで、一緒に研究したいと思った。夜7時ごろに会議終了後、チャタニカへ走ってドレッジバーガーを食べ、ポーカーでさらなる撮影実験と最後の撤収作業。外はマイナス25度。オーロラ爆発後、北の地平線から天頂へ、ぐいぐいと細く流れ込んでくるnorth-south stremerの異様な姿を目撃し、その内部磁気圏への影響について研究しなければならないと思った。午前2時過ぎ、ポーカーにオーロラ見物に来ていた研究者たちが帰り支度をしている中、なんとも地味な脈動オーロラにハイテンションでシャッターを切り続ける三好さん。全ての機材を撤収してダウンタウンに戻ったのは朝の4時ごろ。朝6時半の朝食を済ませて仮眠。

 

5日目、3月28日(木)晴れ、午前11時から放射線帯の新データ。Tさんのモデル計算結果によると、まるで非線形加速が不要なほど、観測を定量的に説明できるイベントがあるようだ。RBSPの新データ解析結果では、直近の3月17日磁気嵐がデータが揃っていて、10keVよりもはるかにエネルギーの高いプロトンフラックスの時間変化を見てDstとの違いに驚いていたようだが、積分してenergy densityを計算することで直接的な比較をし、さらに酸素イオンの役割まで考察するとよいと思う。RBロスは磁気圏境界のshadowingでよいだろうとしたDT論文については、過去のGreenの結果をきっちり考察すると説得力が出てくると思う。午後2時半になり、ランチをサブウェイで一瞬で済ませて、アラスカ大学のGIとIARCの知り合いに会いに行ってみたところ、なんと偶然にも赤祖父先生と会うことができた。すれ違いで日本にいるとばかり思っていたので驚きました。話を聞きたかった最新の赤祖父論文のみならず、1964年のオーロラ爆発、リコネクション、磁気圏尾の発見が重なった偶然、「GIはなぜ出来たか」、「オーロラに沿って飛ぶ」などなど話を聞いてテンションMAX状態で、会議の会場に戻ったのは午後5時すぎ。7時前には会議が終わり、大量のシャケが配られていた。はじめに大量のフルーツが配られ、さいごに大量のシャケが配られて終わる会議は、これが最初で最後だろう。参加者にひととおり別れの握手して、ホテルのバーで三好さんと「反省会」。荷造りを済ませて深夜のフェアバンクス空港へ。新計画のデータも詳しく見られたし、久しぶりに会う研究者や、初めて話す研究者も多く、毎日が充実していたようで、あっと言う間の5日間だった。食べ物的にまとめると、タイ料理3回、サブウェイ2回、チャタニカ2回、シルバーガルチ1回。今回のアラスカ滞在はバーガーやアンバー依存性が低かったため、たぶん少し痩せたと思う。

奇跡の地球物語まとめ

2013年03月25日 19:59

アラスカ・フェアバンクスに着きました。今回はカメラ機材の撤収のみならず、国際会議での研究発表も兼ねているので、その会場となっているウェストマークホテルに泊まっています。ダウンタウンです。気温はマイナス12度で、雪がパラパラ。時差ボケで目が覚めてしまって、メモを書いています。

2013年3月24日(日)よる6時半、「奇跡の地球物語」という番組に出演し、オーロラの基礎的な話をさせて頂きました。ちょうど飛行機に乗っているタイミングだったため自分では放送を見られませんでしたが、ツイッターなどを通してたくさんのコメントを頂きました。ありがとうございます。

 

・奇跡の地球物語バックナンバー

http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/backnumber/20130324/index.html

・放送中のトゥギャり(@maucha_さんありがとうございます)

http://togetter.com/li/476779

 

オーロラに関連する資料など以下のページに公開しています。専門的な内容まで辿れると思いますので、ぜひ参照してください。

・「宇宙と地球の科学」授業しました(2012年)

http://sites.google.com/site/ryuhokataoka/seikei

・「宇宙天気50のなぜ」書きました(2011年)

http://www.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/doc/outreach_j.html#anchor-naze

寺田寅彦まとめ

2013年03月06日 17:15

3.11から2年が過ぎようとしています。手元にある寺田寅彦の随筆を引っ張り出して読み返していましたが、さきほど青空文庫で全文読めることを思い出しまして、またここ数日ツイッターでメモしていたものの参考文献として、このブログに時系列にまとめておきます。ところどころ引用してある文章は、単に私が思い出しやすいようにメモしているだけです。併せて、「天災は忘れた頃にやってくる」を英訳するとどうなるか試しに考えてみた成果(長くなりましたが・・)も、ここに記念に追記しておきます。

We are unprepared because natural disasters are simply very rare, so just when we have forgotten one mistake we get ready to make another.

 

断水の日(大正十一年一月、東京・大阪朝日新聞)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2445_10301.html

石油ランプ(大正十三年一月『文化生活の基礎』)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/43253_17031.html

何と云ったらいいか。例えば書物の頁の余白のようなものか。それとも人間のからだで云えば、例えば――まあ「耳たぶ」か何かのようなものかもしれない。耳たぶは、あってもなくても、別に差支えはない。しかしなくてはやっぱり物足りない。

地震雑感(大正十三年五月『大正大震火災誌』)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/43077_18763.html

流言蜚語(大正十三年九月『東京日日新聞』)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/43260_17028.html

「今夜の三時に大地震がある」という流言を発したものがあったと仮定する。もしもその町内の親爺株の人の例えば三割でもが、そんな精密な地震予知の不可能だという現在の事実を確実に知っていたなら、そのような流言の卵は孵化らないで腐ってしまうだろう。これに反して、もしそういう流言が、有効に伝播したとしたら、どうだろう。それは、このような明白な事実を確実に知っている人が如何に少数であるかという事を示す証拠と見られても仕方がない。

科学的常識というのは、何も、天王星の距離を暗記していたり、ヴィタミンの色々な種類を心得ていたりするだけではないだろうと思う。もう少し手近なところに活きて働くべき、判断の標準になるべきものでなければなるまいと思う。

時事雑感(昭和六年一月、中央公論)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2458_11112.html

自然界は古いも新しいもなく、つまらぬものもつまるものもないのであって、それを研究する人の考えと方法が新しいか古いか等が問題になるのである。

富士の噴火は近いところで一五一一、一五六〇、一七〇〇から八、最後に一七九二年にあった。

烏瓜の花と蛾(昭和七年十月 中央公論)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/43250_17196.html

天然の玄関をちらと覗いただけで、もうことごとく天然を征服した気持になっているようである。科学者は落着いて自然を見もしないで長たらしい数式を並べ、画家はろくに自然を見もしないで徒に汚らしい絵具を塗り、思想家は周囲の人間すらよくも見ないで独りぎめのイデオロギーを展開し、そうして大衆は自分の皮膚の色も見ないでこれに雷同し、そうして横文字のお題目を唱えている。しかしもう一歩科学が進めば事情はおそらく一変するであろう。その時には吾々はもう少し謙遜な心持で自然と人間を熟視し、そうして本気で真面目に落着いて自然と人間から物を教わる気になるであろう。そうなれば現在の色々なイズムの名によって呼ばれる盲目なるファナチシズムの嵐は収まって本当に科学的なユートピアの真如の月を眺める宵が来るかもしれない。

ソロモンの栄華も一輪の百合の花に及ばないという古い言葉が、今の自分には以前とは少しばかりちがった意味に聞き取られるのである。

火事教育(昭和八年一月)

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火事は人工的災害であって地震や雷のような天然現象ではないという簡単明瞭な事実すら、はっきり認識されていない。火事の災害の起こる確率は、失火の確率と、それが一定時間内に発見され通報される確率によって決定されるということも明白に認められていない。

藤の実(昭和八年二月、鉄塔)

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それにしても、これほど猛烈な勢いで豆を飛ばせるというのは驚くべきことである。書斎の軒の藤棚から居室の障子までは最短距離にしても五間はある。それで、地上三メートルの高さから水平に発射されたとして十メートルの距離において地上一メートルの点で障子に衝突したとすれば、空気の抵抗を除外しても、少なくも毎秒十メートル以上の初速をもって発射されたとしなければ勘定が合わない。あの一見枯死しているような豆のさやの中に、それほどの大きな原動力が潜んでいようとはちょっと予想しないことであった。

津浪と人間(昭和八年五月『鉄塔』)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/4668_13510.html

蒸発皿(昭和八年六月、中央公論)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2483_11319.html

神話と地球物理学(昭和八年八月、文学)

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大国主神が海岸に立って憂慮しておられたときに「海を光して依より来る神あり」とあるのは、あるいは電光、あるいはまたノクチルカのような夜光虫を連想させるが、また一方では、きわめてまれに日本海沿岸でも見られる北光オーロラの現象をも暗示する。

地図を眺めて(昭和九年十月、東京朝日新聞)

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天災と国防(昭和九年十一月、経済往来)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2509_9319.html

○国や△国よりも強い天然の強敵に対して平生から国民一致協力して適当な科学的対策を講ずるのもまた現代にふさわしい大和魂の進化の一相として期待してしかるべきことではないかと思われる。

自由画稿(昭和十年五月、中央公論)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2504_9355.html

B教授の死(昭和十年七月、文学)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2515_10279.html

災難雑考(昭和十年七月、中央公論)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2500_13848.html

映画と生理(昭和十年八月、セルパン)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2496_10278.html

日本人の自然観(昭和十年十月、東洋思潮)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2510_13846.html

震災日記より(昭和十年十月)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/4671_13525.html

ロシアの大火球と小惑星フライバイ

2013年02月16日 13:32

日頃の悩みなど吹き飛ぶような宇宙の事件が昨日から重なりました。何かミジンコ的な心持を覚えた方も多かったのではないでしょうか。

しかしロシアの大火球は本当に突然のことで驚きました。現地は今も多くの建物の窓ガラスが破壊された状態で、今後しばらくマイナス10度続きということで、とても心配です。どんどん最新情報が更新されてますが、取り急ぎメモします。小惑星フライバイについては、うろ覚えと映像だけ簡単にメモ。

ちなみに上図のように、やって来た方向がバラバラなので、これら大火球と小惑星のタイミングが近かったのは、まったくの偶然だと考えられます。

 

1.ロシアの大火球

場所:ロシア・ウラル地方・チェリャビンスク州付近
日時:2013年2月15日09時20分(日本時間だと12時20分)
初期値:質量7千-1万t、直径15-17m、秒速18km

 

空から石が落ちてきて、太陽よりも明るく見えて、高度20-25kmで衝撃波の爆音を放った。威力は広島の20-30倍。この衝撃波による影響で、負傷者は前代未聞の千人規模。(過去には2003年インドのオリッサ村で隕石落下による死者も出たことがある。)

火球と呼ばれる、流れ星の大型のもの。検出限界に近い小惑星だと思う。流星の破片が燃え残って落ちて、6-8mのクレーターを残した、らしい。落ちた石が見つかれば、それが隕石と呼ばれる。小惑星→大火球→隕石。

 

・衝撃波の爆音と、その威力。

http://www.youtube.com/watch?v=inPclE7RwFY

・火の玉がこちらに落ちてくる。

http://www.youtube.com/watch?v=90Omh7_I8vI

 

2.小惑星フライバイ

最接近は日本時間で2013年2月16日04時25分ごろ、無事地球に衝突することなく通過。発見は約1年前で、2012DA14という仮符号がついた。小惑星のサイズは直径45mだから上記の火球の約3倍で、このサイズでは最も地球に近い高度2万7千キロまで近づいた。

質量は13万トンで、1908年6月30日にツングースカというロシアの山奥に落ちて爆発したものと同程度。ツングースカ爆発の規模としては、東京都23区が丸ごと吹っ飛ぶ程度の威力と見積もられていて、当時人への被害はなく、多くのトナカイがやられた、らしい。

結局、小惑星は何事もなく地球をスルーしましたが、ロシアの大火球と一緒になって印象的な事件で話題豊富なので、2012DA14という覚えにくい仮符号ではなく何か名前つけてはどうか、と個人的に気になっています。ちなみに、イトカワの仮符号は1998SF36だそうです。

 

・小惑星が遠ざかっていく。

http://vimeo.com/59789517

ウェザーニューズSOLiVE24出演まとめ

2013年02月14日 20:57

バレンタインデー前夜ということでバンアレン帯の研究を紹介する、という勢いまかせのスタジオ生放送が無事に終わりました。。幕張のスタジオからの生放送も3回目となり、ウェザーニューズお天気お姉さんの山岸愛梨さんが結構オーロラに詳しくなっていました。なんとなく私も微妙に度胸がついてきたような。。

これまでの生放送がYoutubeにアーカイブされていますので、このブログにまとめて記録しておきます。オーロラ、太陽活動、バンアレン帯などに興味のある方は、時間あるときにぜひご覧ください。

 

1.オーロラ(2012年11月7日)

http://www.youtube.com/watch?v=LLv90s5-ufE&t=38m5s
http://www.youtube.com/watch?v=Ae9yPh7mVxk

 

2.太陽活動(2012年12月5日)

http://www.youtube.com/watch?v=_8JiZKg7-YE&t=42m30s
http://www.youtube.com/watch?v=atiwR2oyhF8

 

3.バンアレン帯(2013年2月13日)

http://www.youtube.com/watch?v=EMEKnAqOwjg&t=48m50s
http://www.youtube.com/watch?v=3bTiLCSxrSM
http://www.youtube.com/watch?v=SlagXsNYvrI

【専門家向け】スペースウェザーと巨大地磁気誘導電流

2013年01月21日 13:00

日本地球惑星科学連合大会の参加登録が始まりました。自分用メモも兼ねて初ブログ(専門家向け)を書きます。

 

開催期間は2013年5月19日~24日、場所は幕張メッセ、登録締め切りは2月15日(金)正午まで(早期割引2月3日まで)です。私は「スペースウェザー」国際セッションと「巨大地磁気誘導電流」セッションを、共同コンビーナとして開催します。

 

これまで開催されてきた「宇宙天気」セッションは今年からすべて国際化され、昨年まで別途開催してきた「太陽放射線被ばく」セッションは今年から「スペースウェザー」セッションに合流することにしました。最先端の宇宙天気研究を知るには1年に1回ここに来るとよい、と誰もが思うセッションになるよう、研究者の方々には新しい研究成果の発表を宜しくお願いします。宇宙飛行士・パイロット関係の参加も呼びかけています。

 

また、今年から新たに「巨大地磁気誘導電流」セッションを立ち上げました。いずれ起こる巨大磁気嵐で、国内ではどこでどれくらいの誘導電流が流れるか、という簡単そうで実は未解明な問題に特化して、これまで長い間共同研究して来なかった日本の地下電導度の専門家たちと磁気嵐の専門家たちが共同研究を始めつつあり、本セッションはキックオフ会議になります。ここではオープンに議論を進めたいと思っていますので、ぜひ気軽に参加してください。

 

テスト

2013年01月12日 00:34

安心してください。

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