記事のアーカイブ

オーロラ3Dプロジェクトまとめ

2013年08月04日 14:38
オーロラ3Dプロジェクト初の科学論文の出版が決まったことを受けまして、また私の東工大時代が6月一杯で終わったことも重なり、ここでいったんオーロラ3Dプロジェクトについて文章で整理しておきます。この4年間に何が起きていたのか自分が前後関係など思い出すための記録を兼ねています。熱がこもって長文です。   1.はじまり オーロラ3Dプロジェクトは2009年7月に私が理研を離れ、8月から東工大に着任してから作ってきたプロジェクトです。きっかけは理研時代のボス戎崎さんの「オーロラも立体撮影してドーム投影できるかなあ?」という一言でした。たぶん自明ではないし面白そうだからやってみようと思い立ちま

オーロラ立体視論文が受理されました。

2013年08月04日 13:45
2地点で撮影した全天周オーロラ画像からオーロラの発光高度分布を求める新しい手法を提案した論文がAnGeo Communicatesに受理されました。オーロラ3Dプロジェクト初の科学的な成果です。論文タイトルは、Stereoscopic determination of all-sky altitude map of aurora using two ground-based Nikon DSLR cameras、著者はKataoka, R., Y. Miyoshi, K. Shigematsu, D. Hampton, Y. Mori, T. Kubo, A. Yamashita, M....

極地研に異動しました。

2013年07月01日 15:15
2013年7月1日から、国立極地研究所で研究します。

赤祖父先生オーロラ講演まとめ

2013年05月30日 19:08
名古屋大学の太陽地球環境研究所で開催された赤祖父先生の特別セミナーに参加しました。まさかのシーラカンスのスライドを使ったジョークから始まりまして「いまから私が言うことが正しいとは限りません。サブストームとはどういうものか問題提起として役立ててほしい。」という趣旨で一貫した1時間半のトークでした。もちろんオーロラの常識を変えたサブストームの発見者で、シーラカンスを倒せるほど人気があるレジェンドが語るわけですから、部屋は満員御礼です。そのときのメモをまとめて文章にしておこうかと。物理的な話の詳細について知りたい専門の方々は、赤祖父先生が既にAnn...

星雲の冬仮説論文が受理されました。

2013年05月16日 12:49
全球凍結、大量絶滅、生命大進化という地球史最大の事件が、激しく変化する天の川銀河を旅する中で太陽系が遭遇する星雲の影響によって統一的に説明できる可能性があることを理論的に示した「星雲の冬」仮説を提唱しました。Gondwana Researchという地学系雑誌のカンブリア爆発特集号に掲載されます。 http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1342937X13001597

宇宙ステーションの緊急船外活動

2013年05月12日 01:18
文面を書いている今まさに二人の宇宙飛行士が宇宙遊泳中で3時間半が経過しました。日本時間5月11日21時44分から6時間半ということで始まった宇宙遊泳の生中継について短く記録しておきたいと思います。冷却システムの冷却材として使われているアンモニアが漏れていることがわかったので緊急対策として船外活動により古い冷却システムを入れ替えてフル復活させる、という経緯です。JAXAの説明によると「これにより、軌道上のクルーの健康状態・安全に影響はありません。なお、この給電系統が停止しても、直ちにISS/「きぼう」の運用・利用に影響はありません」とのこと。 http://iss.jaxa.jp/topics/

ART FOR THOUGHT オーロラウィーク2013

2013年04月28日 15:25
オーロラを見ていると音が聴こえるでしょうか?答えは無音です。逆に、全く何も聞こえてこないのに空がとてつもない光を発していて、何か本能的に、安全な部屋に戻って大人しくしていたいと思ってしまうような怖い感じがすることもあります。ただ、聴こえない超低周波音が地上に届くことがあるらしいです。また、音が聴こえる人が稀にいますが、科学的検証ができていない状況のようです。   さて、本来は無音のオーロラですが、音楽を合わせて上映すると、音楽によってオーロラの見え方が大きく変化します。オーロラが見えていることで音楽の聴こえ方が変わることもありますし、生演奏の場合にはオーロラを見ることで演奏者の気持ち

星雲の冬仮説論文を提出しました。

2013年04月11日 02:27
激しく変化する天の川銀河を旅する中で太陽系が遭遇する星雲の影響をまとめた「星雲の冬仮説」を提唱しました。

アラスカ会議とオーロラ観測回収作業

2013年04月01日 04:45
イタリアのミラノにいます。エイプリルフール的な言葉は何も思い浮かびませんが、昨晩は本当にヒョウが降ってきました。フランスのオーロラ会議に向かう途中です。先週は、アラスカ大学主催のオーロラ会議に参加し、一石二鳥で3Dオーロラ観測のデータ回収と撤収作業をしてきました。明日から一段とマニアックなオーロラ会議に突入する前に、先週の様子の詳細を日記形式で自分用メモを兼ねて書き残します。   昼はオーロラと放射線帯の会議、夜は山へ行ってオーロラ撮影実験、という流れが基本で、とにかく仮眠続きでした。収穫はいろいろありましたが、ばく然と感じたメモしておきたいこととして、人工衛星から地球規模で捉えるオ

巨大磁気嵐論文が受理されました。

2013年03月26日 22:49
キャリントン級の巨大磁気嵐が発生する確率は今後10年で4%-6%と推定した論文がSpace Weather誌に受理されました。寺田寅彦が土地を選定した柿岡地磁気観測所の100年間の長期記録を分析した結果です。(参考:ツングースカ級の小惑星が地球に衝突する確率が今後10年で1%) Kataoka, R. (2013), Probability of occurrence of extreme magnetic storms, Space Weather, doi:10.1029/2013SW000918R2013, in press.
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